社会生活

緩解期は安定した社会生活が可能です。逆を言えば活動期には腹痛、下痢、発熱が続くため、通常の生活が困難になってしまいます。いかに緩解期を持続するかがポイントです。

緩解期を長く続けるためには、正しく薬を服用し、規則正しい生活、腸管に負担をかけない食事をとること、またストレスがかからないよう無理のない日々を送ることが重要です。

 

就労

 

就労は問題ありません。しかし仕事とストレスは切っても切れない関係であり、仕事が原因で症状を悪化させるケースも多々あります。

現在仕事に就いている人は、可能であれば会社に持病があることを伝え、理解をもらいながら勤務するのが望ましいでしょう。症状悪化により、勤務できなくなると、仕事を辞めてしまう人もいますが、持病を抱えての再就職は困難ですから、安易に辞めるということは避けましょう。

これから就労に就く人は、症状が安定していれば面接等で病気を抱えていることをあえて言わなくてもよいと思います。全ての人が病気を理解し寛容に受け入れてくれるとは限らないからです。就いた仕事を確実に全うすることで会社に貢献することを念頭に働き、周囲の人の信頼を得てから持病があることを伝えましょう。

なお、障害者職業総合センターがまとめた「難病患者就労実態調査結果」は次のようになっています。

潰瘍性大腸炎患者では20~40歳代の患者が多く、失業率が17.2%と比較的高く、現在求職中のものが全体の11.8%に上った。過去に求職活動をしていたものを含めた潜在的失業率は29.4%に上った。就労者で正社員は53.1%であったが、パート、アルバイト、自営業が比較的多くなっていた。職種は事務職や専門・技術職、販売職やサービス職等広く就労していた。発病時に仕事に就いていた者では半数が退職していたが、一方で仕事への影響が特になかったものも31.0%あった。発病時に退職した者の3分の2強は無職のままとなり、一方3分の1弱が再就職をしていたが再就職期間は半年以内と2年以上に分かれた。また、発病時の仕事変化の中で配置転換による就労継続が22.7%と比較的高かった。(ホームページ一部抜粋、全文はこちら

 

 

就学

 

担任の先生(大学生であればゼミや研究室の教授等)に病気のことを伝えておきましょう。万が一体調が悪くなり学校を休みがちになっても理解してもらえます。また、試験や受験前に頑張って勉強して体調を壊さないよう、毎日コツコツ勉強しましょう。
学生時代の友達は将来も支えてくれる仲間となることが多いので、部活動やサークル活動など、参加できる範囲で参加して、交友関係を広げることをお勧めします。体調が安定していれば、友達と旅行に行くのもよい経験となります。

潰瘍性大腸炎の方は体力に不安があるので、その分は頭で補うしかありません。頭の良さや学歴が全てではありませんが、勉強をしっかりしておくと将来の選択の幅が広がり、就職時にも有利にはたらくことが多いです。焦る必要はありませんから、自分の好きなこと、興味のあることをみつけ、じっくり学んでください。

社会生活” へのコメントが 2 点あります

  1. こんにちは。
    現在高校3年女子です。
    私は、中学3年の夏に発病しました。
    今、進学先に迷っています。
    就職困難な中、安定して興味のある作業療法士と、安定はしていなく、興味のあるライブスタッフ、特に照明が気になっています。しかし、体調が悪い今思うと、働くようになって体調を崩せば周囲の迷惑になりかねないと思いました。ストレスが少なくトイレにいつでも行けるような職業って、どんなものがありますか?やっぱり、事務とかですか?

    • こんにちは。管理人です。
      参考になるか分かりませんが私の経験談を書かせて頂きます。
      私は希望する職種を選び仕事をしていましたが体調が悪化、その後、体の負担を考え事務の仕事に転職しました。
      やはりデスクワーク中心の仕事はトイレに行きやすく助かります。職業でいうと、総務や経理といった管理部門、あるいは公務員、団体職員でしょうか。
      どの仕事もやはりストレスはつきものです。体調悪化の際にフォローしてもらえる会社(体力のある会社)選びが重要だと思います。

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