食品紹介

潰瘍性大腸炎は日常の食事に気をつけなければなりません。緩解期には過剰に食事制限をする必要ありませんが、活動期には腸管に負担をかけないよう、脂質を抑え、消化のよいものを摂取する必要があります。

ここでは、腸によいとされている食品、潰瘍性大腸炎用に開発された食品を紹介します。

 しそ油

しそ油は腸の炎症の原因物質を抑えるα−リノレン酸が多く含まれている油です。厚生労働省ではリノール酸:アルファ−リノレン酸の割合を4:1にすることを推奨しています。「しそ油」は、このバランスを整えるための最適な油といえます。摂取量は一日大さじ2/3(7グラム程度)が良いとされています。サラダなどに混ぜて毎日摂取してみましょう。

肉などに含まれる動物油や、調理用油に含まれる植物油はリノール酸が多く含まれています。このリノール酸は体内で炎症の原因となる物質を作るので、アレルギーを引き起こすことが判ってきました。
一方α-リノレン酸は、体内でEPAやDHAに変り炎症の原因物質を抑えるように働きます。潰瘍性大腸炎など近年増えている病気もアルファ-リノレン酸の不足が関係していると指摘されるようになりました。そのため、リノール酸の摂取量を減らし、アルファ-リノレン酸をもっと多く摂るようにして、アルファ-リノレン酸とリノール酸の摂取バランスを正常化する事が大切であると考えられています。
ところが他の油(サラダ油・べに花油・コーン油などなど)はリノール酸が多くα−リノレン酸は少量しか含まれていません。しかし、このしそ油は炎症の原因物質を抑えるα−リノレン酸が多く含まれている油です。

 

 ヤクルト400 ヤクルトミルミル

ヤクルト400が大腸炎の症状を抑える効果があると言われています。(参照:ヤクルト中央研究所「ヤクルト400」の飲用により、潰瘍性大腸炎の症状が改善される可能性をパイロット試験で確認

同様にヤクルトミルミルも、緩解期の患者さんに飲んでもらったところ、一年間の継続飲用が再燃の抑制につながった事例があるそうです。(参照:ヤクルト発行の健康情報誌「ヘルシスト」抜粋:潰瘍性大腸炎に対してビフィズス菌発酵乳(ミルミル)の1年間の継続飲用が再発を有意に抑制した成績も報告されています)。いずれもその作用機構は不明ですが、投与菌による腸内フローラ改善作用、あるいは投与菌体成分の直接的な免疫応答調節作用が考えられます。)

ヤクルトさんは潰瘍性大腸炎を始めとした炎症性腸疾患の研究を沢山しています。論文報告書で検索しても沢山の研究が出てきます。もしかすると将来病気の根本的な原因の解明につながるかもしれません。皆さんで応援していきましょう!

 

 まんぞく君シリーズ

まんぞく君シリーズとはクローン病の患者会の方々から、退院後に手軽に 食べることのできる低脂肪・低繊維の食品を 商品化して欲しいという声から産まれたIBD食です。脂肪と繊維を抑えてつくられており、消化されやすく蓄積脂肪になりにくいMCTオイルを使用していますので、潰瘍性大腸炎の方も安心して食べられると思います。商品はエームサービス株式会社から発売されております。

商品は以下のものがあります。

ビーンズハヤシ/チキンカレー/ホワイトシチュー/ビーンズミートソース/しょうゆラーメン/ビーンズバーグ/ビーンズミートボール/おかゆ

潰瘍性大腸炎でもラーメンが食べられるのは涙もの。腸にあまりよくないと言われている「かんすい」を使わない麺で作っています。

 

 楽チン!ライフシリーズ

楽チン!ライフはクローン病や潰瘍性大腸炎の方に食事を楽しんでもらおうという思いから生まれた商品です。食事に悩んでいる患者さんの思いや要望を受け、管理栄養士と調理師と冷凍食品の専門家による協同作業による試行錯誤の後、調理法を工夫することで脂肪を控えた冷凍食品ができあがりました。

こちらの会社で販売している商品は低脂肪食品に限定して開発しているようでして、とてもバラエティに富んでいます。今後も商品がレパートリーが増えることを期待したいです。