お尻の奥がものすごく痛くなり、熱も38度近くまで上がったため、病院を受診。採血をしたらCRPが3.0だったので、念のためCTを撮ったところ、お尻の奥に膿のようなものが確認された。骨盤内膿瘍という症状らしい。
潰瘍性大腸炎術後の回腸嚢炎のため手術をして回腸嚢を取ったのだが、この時既に、骨盤内には膿がたまっていた。手術の時に膿はできる限り取ったのだが、全て取り切れなかったのだろうか。
膿は直径3cmほどなので、抗生剤を飲んで小さくすることになった。膿がもっと大きくなると、入院して針を刺して膿を輩出することもあるそうだ。とりあえず入院は回避できたが、お尻のあたりが重い痛みで絶望的な気持ちになる。
抗生剤はクラビット(一般名 レボフロキサシン)というもの。一週間分処方された。2,3日では効果が表れてこなかったが、7日目にようやく痛みが消えた。が、それもつかの間、薬を飲み切った一週間後にまた痛みが出てきてしまい再受診。再度レボフロキサシンを処方してもらった。
先生に辛いと相談したことろ、この骨盤内膿瘍は難治性らしく、何度も繰り返すことがあるそうだ。炎症を繰り返しているうちに、組織が固まりカプセルのようになって膿むのが収まってくるから、気長に治療しましょうと励まされた。しかし潰瘍性大腸炎の呪いから逃れられないような気がして落ち込みが半端ない。
二月に職場復帰したものの、早くも有休を使いまくる日々となった。