腸にやさしく

潰瘍性大腸炎から短腸症候群になった患者の生活を綴ったサイト。誰かのお役に立てば…

補液調整の入院

月一回の定期健診で、採血の結果がわりと良いので点滴の量を減らせるかもしれないと、医師から言われた。アルブミンの値が4.0と標準値に上がってきたそうだ。(半年前は3.5だった。)補液調整には一週間程入院が必要とのこと。骨盤内膿瘍で体が疲れていたので、療養も兼ねて入院することにした。

点滴量の変更は次のとおり

 変更前:エルネオパ1号1000ml+ソルアセト500ml一日2回計3000ml(1320kcal)

 変更後:エルネオパ1号1000ml+ソルアセト500ml×2一日一回2000ml(760kcal)

とりあえず、この量に点滴を減らして一週間ほど過ごし、採血で体の状態を確認することになった。点滴を減らしたところ、かなり喉が渇いたが、水分を摂るとあっという間にストーマから出てくるので、減量は厳しいのかなと思いながら過ごした。

一週間して採血の結果を見ると、予想に反してよかった。短期の栄養状態を示すプレアルブミンの値も、脱水や腎機能の状態を示すクレアチニンも基準内だった。ある程度腸の吸収機能が働いていることの裏付けである。

そのため、変更後の点滴量で退院することができた。昼間は点滴フリーにしたかったので、主治医に相談すると、午後6時から翌朝7時の13時間かけて落とすことになった。これで通勤時や仕事中の負担が大幅に減ると思うと、とても嬉しかった。

点滴はポンプの設定を155ml/1時間にしている。短時間にかなりの量の水分を体に入れるので、夜間1,2回はトイレで起きてしまうが、日中の自由さを得たと思えば、さほど苦にはならない。QOLは大幅に上昇した。