腸にやさしく

潰瘍性大腸炎から短腸症候群になった患者の生活を綴ったサイト。誰かのお役に立てば…

ポート感染

退院して3週間も経たないうちにポート感染になってしまった。前日から微熱が続き、体の調子がおかしいなと思っていたが、翌日になると38度後半の高熱に。病院に連絡すると、至急受診するようにと言われた。

病院ではまずPCR検査と採血検査を実施。PCR検査は陰性だったもの、採血ではCRPの値が上がっていた。おそらくポート感染で間違いないだろうということで、その日のうちにポートを抜去した。抜去した翌々日、熱は平熱に戻り体調も安定してきた。採血で真菌が確認されたので、抗生剤を開始。血液から完全に菌がいなくなるまでには2週間かかるとのことで、それまではポートを埋め込むことができない。点滴だけをひたすら落とす2週間となった。

それにしても抹消から落とすビーフリードとイントラリポスは非常に痛い。血管もすぐダメになり、何度もルートを取り直した。入院10日目に主治医に相談すると、口からある程度栄養が取れているから、抹消からは水分だけの投与にしましょうということになり、点滴の内容がソルアセトだけとなって助かった。

入院16日目に再度ポートを埋め込み翌日に退院。もう2度とポート感染にはなりたくないと思うものの、今回の感染原因は不明のため、対策もとれず。とりあえずポートの針の刺しかえ時の消毒などは自分でやっていたが、当面の間、全面的に訪問看護師さんにおまかせすることにした。